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2008年初夏旅行記その2

鹿児島あちらこちら編

高校の同窓会で帰省したついでに
『ゲゲゲの鬼太郎』74話
『一反もめん! 鹿児島決戦!!』の取材にと
鹿児島まで行ってきたときの記録。

2008/06/08

駅弁

 
深川めし@東京駅

高校の同窓会があり短期帰省中です。
朝飯の時間は新幹線と言う早朝発。
もちろん駅弁で朝食。
昼には九州で飯食う事がわかってるので軽めのものをと。

東京駅は北側通路の方に地方からの駅弁の店があるんですが、
まだ地方ものが届かない時間だったのでありものを。
普通の東京駅の深川めしは貝を炊き込んだものですが、
これはその部分は小さく、はぜ甘露煮と穴子がメイン。
落ち着いた味わいでした。

2008/06/09

同窓会

 
東筑会@北九州

参加した一昨年は幹事期つまりスタッフだったので料理をちゃんと食べてなくて。
あ、三年前に同じ会場で中学の同窓会やったなあ。
あのときもこんな料理だったのかあ。
部屋外のロビー部分でソフトクリームやアイスコーヒーも出してましたが、
飲み物に黒ビールがあったのがグー。

だいたい料理は出てきてすぐ写真取るのに、
ケーキは女性陣の素早さに間に合わず。
いくつになってもこういうとこは変わらないのだパワーが爆裂しており完敗。
同期だけの2次会が上階のラウンジにて。
また料理が出てもう食べられないのだけど、
この時間から参加できるメンバーもいるので。

さらに三次会で黒崎に出ると言う説もありつつも
同じホテルのカラオケルームと言ういつもの展開。
また来年。というか一部は東京東筑会で会いましょう。

2008/06/10

鹿児島へ

 
北九州から鹿児島へ

高校の同窓会終えて翌日。
ちょっと取材にと鹿児島へ向かいました。
東京からだったら、北九州までの運賃にちょっと足すだけで
わりと安く鹿児島までいけるので、あとは普段乗らない特急に乗ろうと。
上が黒崎から博多までのソニック。
下は博多から新八代までのリレーつばめ。
どっちも鉄オタでない人にもヒットしそうな面構えっすね。
内装も独特。
JR九州はそこだけデザインを民間の会社に出してるんだとか聞いた事があります。

新八代で乗り換えて新幹線つばめ。すげー鼻先が長いの。
さすがに早いのでリレーつばめに2時間乗ったのに、これは40分くらい。
当然車内販売などありません。

これはリレーつばめでかった高千穂農場のアイス。
期間限定の抹茶味。

2008/06/11

ある日の街角

 
鹿児島あちらこちら その1
駅前

さて鹿児島に着いて。
昔行った事のあるのは鹿児島駅だったかなあ、西鹿児島だったかなあ。
今回は新幹線なので鹿児島中央駅。
立派な大きなとこだー、まあそれじゃあかえって
どこの地方でもあまり変わりないような。
駅前広場には大きな銅像というそれ自体もわりとよくある事で。
ところがそこまでいって振り向くと。
なんと観覧車が。
駅の向こう側に、
じゃなくて
駅の上に。

ほんとに駅ビルの上に観覧車がある訳ですよ。
新幹線開通を記念してだかで三年くらい前に出来たらしい。
いろいろ駅もあるけど、観覧車付きてのはさすがにここだけじゃあないかなあ。
600円もするのでさすがに乗ってみたりしなかったですが。
しか〜〜し、駅近くを歩いてみるともっと驚く事というか店が。

メイド喫茶ですよ。鹿児島で。
何かの間違いかと思って後で調べたら、ほんとにいわゆるメイド喫茶らしいです。
公式サイトがNOT FOUNDになるんだけど、
シャッターしまりかけでも下の方に立てカンみたいのあるし
この日はたまたま閉店時間になっただけで
店自体は一応まだ営業してる様な感じかなあ。
入ってみなかった事はまったく後悔してません。

 

2008/06/12

ラーメン

 
鹿児島あちらこちら その2
鹿児島ラーメン とんとろ

鹿児島を舞台の映画『チェスト!』の監督が前日の高校の同窓会場に来ていたので、
鹿児島でうまいものはなんだと聞いてみたところ
「ラーメンはどれもレベルが高い!」とのこと。
三軒程店名を聞いたのだけど、時間もあって行けたのはこの店だけ。
基準は東京に支店がないところ。ホテルからも近くてラッキー。

もちろん豚骨スープがベースなんだけど、魚介の味もし、見た目程濃くなくあっさりめ。
しかし何とも奥深い。塩加減がちょうど良く、何杯でも食べられそうな味わい。
売りの豚トロはほんとに柔らかく味付けもちょうどいいのだけど、驚いたのが玉子。
その濃すぎない味付けといい、黄身のとろとろ具合といい、今まで食べた中でもベスト。
右上に小さく見えてるのが箸休めの大根の漬け物で、
なぜか鹿児島ではラーメンに漬け物が必ずつくんです。
これは高校時代の旅行で初めて知ってそのままで懐かしかったなあ。

2008/06/13

ある日の街角

 
鹿児島あちらこちら その3
ちょっと怪しい店

店名らしきものが他にないのでCAFE Saloonがそうだろうと思いつつも、
この外観でただの喫茶店と思えと言われても。

右手前の銅の犀も意図不明ですが。

左上の消えてる電飾に至っては何のスペルだかよくわかりません。
英語じゃないのかな。

 

2008/06/14

夜景

 
鹿児島あちらこちら その4
夜の城山

2年前、同じように高校の同窓会から佐世保の取材に行ったときは
昼だけでよかったので、その夕方の飛行機に乗りましたが、
今回は夜も必要なので1泊。
さらに町の全景の夜景も欲しいなと思ってみるといいところがあるではありませんか。
城山からの眺めはいいに違いない。
といっても展望台まで登るバスは夜は土曜しか運行してないので歩きで。
登り口をよく調べないで行ったら何となく見つかって、階段を歩き始めたらこれがきつかった。
遊歩道と言うものがあってそちらが全然楽とわかったのは帰りの事。
しかもだんだん暗くなる展望台近辺は人もいなくて結構怖い感じで、
ビデオ『ほんとにあった怖い話』の傑作『展望台』を思い出しました。
トイレいけないです。

しかし展望台からの眺めは良かったですよ。アベックが来たりして邪魔だったなあ。こっちが。
写真奥に見えてるのが雲の上に顔出してる桜島。

さて遊歩道を下って行く途中。
『薩摩義士碑』江戸時代に岐阜の治水工事に向かい苦闘の中で死んで行った薩摩藩士の墓。
この上に石仏13体と言う地蔵さんが何体も並んでるところもあったのだけど、
怖いので写真は撮れずじまい。

2008/06/15

朝食

 
鹿児島あちらこちら その5
朝食
どこに行くでも宿選びの基準は大浴場があること。
今回の宿は24時間のサウナ付き。と言うよりサウナがホテルもやってると言う感じか。
朝食は和洋さらにお粥から選べたのでお粥。
まあ標準的なセットですが、魚の干物とか地味にうまい。
珈琲も無料でつきました。

チェックアウトして荷物だけちょっと預かってもらってさて取材に、
しかし遠くにいく前に宿そばの天文館むじゃきで
本家の白クマを食べようと思ったら
まだ時間が早くて開いてないでやんの。
と、いう訳でそれはまた後で。

風呂と交通の便と値段だけで選んだ宿だったけど、
ちょっと離れて高いところの壁面を見ると
『鹿児島東映』の文字とおなじみ三角マークが。
後で荷物引き取りにいた時に聞いてみると、以前は映画館だったそうで。
まあそれも縁と言う事か。

 

2008/06/16

恐竜

 
鹿児島あちらこちら その6
桜島
取材は市内だけのつもりが、桜島へのフェリーはわりと頻繁に運航し
所要時間も15分料金150円と手頃なのでいってみる事に。
気分的には香港ー九龍間の船と同じ感じ。

次第に近づく桜島はさすがにいい眺め。

島にはなんと恐竜がいました。さすがだなあ。
まさにロストワールドワールド。

 

2008/06/17

おいしいランチ

 
鹿児島あちらこちら その7
お楽しみコース@正調さつま料理 熊襲亭
ラーメン以外の鹿児島料理と言うとなんでしょう。
黒豚?
そりゃそうなんだけど、味は良くてもしゃぶしゃぶやトンカツでは
わざわざ鹿児島まで来て食べるのもどうかと言う事で、
郷土料理の店にいってみました。もちろん豚しゃぶもあったのだけれど別のコース。

まずキビナゴの刺身。北九州でも何度か食べた事があって何年ぶりかなあ。
独特の食感が大好き。
あげたての薩摩あげ。もうすごいおいしい。

黒豚のとんこつ、と言うのは煮込み。やわらか〜〜。
小鉢にはゴーヤもついてました。
2種類のご飯、右はあわご飯で香りも歯ごたえもグー。
問題は左側でこれが名物の酒ずし。
白ご飯に野菜、魚などとともに酒をぶっかけて一晩以上おいて発酵させたというしろもの。
酒のお茶漬けみたいなもんですが、ご飯と発酵の相乗効果で清酒と言うより
どぶろくやマツコリにちかいものがご飯をほおばると口の中にしゅわ〜〜っと。
酒に弱い人は確実に酔いますよ。
小さな椀なのでよかったけど、これで丼とか出されたら食べきれないかもしれない。
おいしい事はおいしいので、酒好きの人におすすめ。

デザートは2種類の芋ようかんでした。

 

2008/06/18

おやつ

 
鹿児島あちらこちら その8
元祖白くま@天文館むじゃき
鹿児島までいったら、これを食べねばなりません。
『水曜どうでしょう』の『対決列島』のきっかけであり終点であった白くま。
天文館というのは市内随一の繁華街で、むじゃきというのがその白くまを作り始めた店。
午前中早い時間には開いてなかったので、午後改めて行き、注文しました。
さすが元祖の店だけあって、20種類近いバリエーションがあるのだけど
ここはスタンダードに普通のレギュラー。
これがでかい。
氷が細かくふわふわ。
かかってる練乳がたっぷり。
5分の一間で進んで時点できましたよ、キ〜〜〜〜ン。
次ぎいく事があったら焼酎白くまとか南国の黒くまとか試してみたいもんです。

ところでこのむじゃき、元々は中華料理屋だったとは聞いていたけど
今でも中華として営業してるんでしたよ。
この時間、白くま以外のものを注文してる人は見なかったですが、確かに内装は中華。

さてこの時の取材がどう生かされたかというと

2008/09/13

今週の『ゲゲゲの鬼太郎』

 
2008/09/14放映予定第74話
『一反もめん! 鹿児島決戦!!』
脚本 三条陸 演出 角銅博之
作画監督 小泉昇 美術 清水哲弘
タイトルにあるように今回の舞台は鹿児島。
6月に鹿児島に行ったのはこの取材だったわけです。
自腹だったけど、その成果はあったんじゃないかと。

脚本時の仮題は『辻神はささやく』
作中出てくる「石敢當(いしかんどう)」と言うのは
元は中国で沖縄、奄美を経て鹿児島市内にも
今でも何十カ所もあるものだそうです。
残念ながらその実物は発見できなかったのですが。

それがどういうものか、は放映でお確かめください。