時々思いついて書く映画の感想

2000
01/01

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」

「ゴジラ2000」

02/13

『ファンタジア2000』

03/12

「ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY」

03/30

「発狂する唇」

05/30

『ミッション・トゥ・マーズ』

06/19

『アイアンジャイアント』

06/26

『ミッション・インポシブル2』 

12/17 『スペースカウボーイ』
12/20 『ホワット・ライズ・ビニーズ』


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「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」

とりあえず映画の内容は評判以上でも以下でもない、と。
何たって基本は学生の自主映画みたいなもんなんなんですから、
でかい劇場よりビデオの視聴に向いてるのではないかと。
怖かったかと言われると、う〜〜っむ、ですねー。
割とみんなずっとくっちゃべってるので、なにもないけど(ないから)不安になる、
というような時間があると怖かったのかも。
なにかと評判の悪い主役(監督役)のお姉ちゃんですが、この人がもっと魅力的だったら
それはそれで別の見方をする映画になってしまうわけで、(エッチ(笑))
ポスターなどにも使われてるこのアップの自分録り、
映画で泣くときに鼻水まで垂らすのは珍しいのではないでしょうか。
取りあえずアニメではできないジャンル(^.^)。

「ゴジラ2000」

評判より面白かったです。特にゴジラのフルショットのものは空気の感じまで合成されててグー。
でもタイトルでるところのまぶたの音や、フルメタルミサイル着弾音のちゃちさは何とかならんかったのかなー。
その時の煙の動きももっと遅くていいぞ。と、特撮さえよければそれでいいかのようなこと言ってちゃいけません。
阿部寛、西田尚美は好きなのでよかったです。(あ、レベル変わってない(^^;)
でも村田某はそんな重要な役やるほどの人?続編も製作決定とのことで、
希望としてはもっと凄い相手を出して欲しいです。元旦映画の日に見たので、2本で2000円。いつもこれくらい安いといいのになあ映画って。

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 『ファンタジア2000』

一応アニメーションを生業にしてるものとしてはやっぱ見ておかねばならんでしょうこれは。
と、思いながら公開されてから1月半も立ってるわけですが、さすがに日曜日はいまだに混んでました。
映画を見るとき自分なりの基準のひとつとして、「こんな映画を作ってみたい」と思わせられるのは良い映画、
というのがあります。今回の「ファンタジア2000」ではラストの「火の鳥」がそうでした。
これを見るためだけにまた2000円払っても惜しくないです。
実際にアイマックスの巨大スクリーン用のアニメ作るにはとんでもない労力がかかるでしょうね。
ちらりと考えただけでもうんざりします(笑)。

 ちなみに前作の「ファンタジア」ではそのほとんどが「つくってみたい」より何段か上の「これはとても作れない」でしたけど(^^;)

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「ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY」

怪獣はゴジラばかりではありません。
「ティガ」にはじまる平成ウルトラ3部作の成果は、みなさんもよくご存じの通り。
その最新作劇場版「ウルトラマンティガ」が公開されたので、早速見に行きました。
もちろんこの作品単体としても素晴らしい出来だと思うのですが、申し訳ないことに
とても客観的な評価はできません。時代設定がちょうど両作品の間と言うこともあって、
「ティガ」「ダイナ」で活躍したすべてのキャラクターが、その居場所を正確に捕まえて活躍してくれます。
TVシリーズを毎週楽しみに見ていたものとしては、もうあなた、比喩でなく感涙がどぼどぼと流れ落ちる出来。
脚本の長谷川さん、監督の村石さん初めとするスタッフ、キャストの愛情がこれ以上もないくらいそそぎ込まれています。いやあやっぱりTVシリーズからの劇場版はこうでなくてはね!
 客席に村石監督がいらしたのですが、サインもらいそびれたのが残念

「発狂する唇」脚本 高橋洋  監督 佐々木浩久

もうしっちゃかめっちゃかに忙しいのをやっと通り越しつつあるので
(といっても今日も帰ったら3時だったけど)ちょっと前にどさくさに紛れてみてきたのがこの映画。
新宿にて単館レイトショー。
 エログロナンセンススプラッターカンフーサイコホラー歌謡映画。なんじゃそりゃ(^^;)。
まあタイトルとこのポスター、前売り券のデザイン見るだけでもまともな映画を目指して作られたものではない
ということはわかるので、その手のものが嫌いとか苦手とか見たことがないとか「タイタニック」が
好きという方には決してお勧めしません。
狙いすぎという感想も聞きまして、確かにチープなものとしては妙に演出が上手いというか破綻ないし、
天然さに欠けるきらいはあるのですが、主演が三輪ひとみなので全然オッケーです。

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ブライアン・デ・パルマ監督『ミッション・トゥ・マーズ』

先週オープンしたサティ板橋。その売り場面積の広さや駅からの近さもさることながら、
中にワーナーマイカルが入ってるのが最大のポイント。映画館が12館、
しかも最新設備で音響がいいうえにうちからはアクセス至便。
といっても、歩いていけるこの人やあの人達ほどではありませんが、
とにかくメチャ混みだったらしい土日を避けていって参りました。
このワーナーマイカル何がいいといってほぼすべての映画にレイトショーがあるところ。
仕事終わって、夕食済ませてからゆっくり映画見られます。
しかもレイトショー料金が1200円!これを逃す手はない、と見たのがこの映画ブライアン・デ・パルマ監督

 何しろデ・パルマ初の宇宙もので、しかも火星が舞台と言うことで評価に困ってる人や
あんまりよくない評価してる人もいますが、うち的には十分オーケー!
こういうのとりたかったんだよねーと目を輝かせてる姿が浮かぶようです。
どこまでが本心かはともかく、ってそれは自分でもわからないのかも。
とにかくハインラインよりはブラッドベリ寄りのこれはこれで正道のSF。
主演のゲイリー・シニーズもいつもよりプリチー。
ミッションから外された宇宙飛行士(アポロ13)が再び友を救うため宇宙に旅立つ、
という役にこの人持ってくるだけでもいけてるではありませんか。
この映画のねらいがわかりますよね。違うか(^^;)

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『アイアンジャイアント』

 もうとっくに海外版のビデオやらDVDやら出回ってるらしいのですが、
やっぱり劇場でやってるうちは劇場に行かなきゃ。
と、いうわけで、SATY板橋ワーナーマイカルにGO!朝から2回は吹き替え版なので、
子供連れでオーケー。うちの下の子小学3年生男子はクライマックスで声を上げておいおい泣いてました。
見たあと気になるのはテッド・ヒューズの原作と、ピート・タウンゼント(!)の舞台。
いったいどんなものだったのでしょうか。
 パンフレットは実にきっちりした絵本となってます。こういうのはいいなあ。

ジョン・ウー監督『ミッション・インポシブル2』

 WMCI友の会(笑)で、先先行レイトショウに行って参りました。
前作の監督デ・パルマが同じミッションでも火星の方にいっちゃったので、
今度はジョン・ウーの監督。もうしつこい脂っこいお話はいらない。
前作とどっちがいいかというと好みの差でしかないですが、例のテーマ音楽のアレンジと
そのかかりどころに関しては絶対前の方がいいと思うな。
クライマックス近く、要塞島に進入するくだりは松田優作の「遊戯」シリーズのどれかと似てたので、
その筋の人は比べてみるのも一興かと。
敵の部下その一みたいな人に見覚えがあるような気もするのに、思い出せないー。

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クリント・イーストウッド監督・主演『スペースカウボーイ』

お話としてはまあわりと定番というか、それほど底の深い話ではなかったような気もするのですが、
そんなことは見終わってよーく考えてから思うこと。
元気な爺さん達が実にうれしそうにでてる姿だけでも見物。
それよりはイーストウッドの演出の手腕に感服、といったところでしょうか。
よく考えたらこの人の監督作品を劇場で見たのは初めてだったかも(^^;)
抑制の利いたタッチで、説明的なカットを吹っ飛ばし、
でも独りよがりでなくやりたいことはちゃんとやるという。
こういう風でなければ語ることの出来ないロマンティシズムというのがあるのですねー。
いろんな意味で大人の映画で、こりゃあ若い頃にこの映画に出会わなくて良かったな、と。

ロバート・ゼメキス監督『ホワット・ライズ・ビニーズ』

 ゼメキスが監督として好きかというとそうでもないんですが、今回は素晴らしい。
ホラーとかサスペンスのなかで、どこまで抑制させるかで勝負が決まる物があるのですが、
その抑制の仕方の見本みたいな。でも時々にやりとしながら演出してるところもあってそれもまたよしかなと。
いかに映画オタクであったかがわかる映画でもあって、実際サスペンス映画ってその手のものが
好きじゃないと撮れないですよね。俺ならこう撮るぞと思いながら映画見るみたいな。
好きな人ほど見てる間いろんな考えがぐるぐる回って振り回されるような。
おかげでさっぱり先が読めなくてグー。
見ただけでは何だかわからないタイトル(日本題)はペケ。

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