1年目の最終回に会わせた特集と同じように、
02のレギュラー陣のご紹介です。

 

2001/03/18

デジモン02特集1

デジモンの02が1年目に比べてもっとも違う点の一つが
アーマー進化というものが加わった事による進化型の多彩さでしょう。
ブイモン役野田順子さんは、そのどれも極めて魅力的にしてくださいました。
めちゃくちゃキュートな幼年期、成長期から、精悍なアーマー進化、
たくましい成熟期、ジョグレス体。
そのどれもに説得力がありましたね。

デジモンシリーズの主役のシンボルとなったゴーグルを
引き継いだ大輔役の木内レイコさんは、
前作の太一とはまた違った主人公のあり方を見事に表現してくれました。
この、大輔のこれまでのアニメとは少し違った主人公の役割は、
木内さんの声無くしては考えられません。
歌うたうと格好いいんだこれがまた。

2001/03/19

デジモン02特集2

シリーズ前半は悪役として活躍した一乗寺賢、
02の物語はその賢がいかに救われていくかの話でもありました。
23話を筆頭としてその精神の揺れ動きをこれ以上もなく演じてくれた
ぱくろみさんには感謝の言葉しかありません。
アフレコ以外の時間も、大輔役木内レイコさんと
息のあったところを見せてくれました。
でも挨拶代わりにパンチや体当たりするときには力を加減しような。

シリーズ開始直後には一言ずつくらいしかない台詞で
すべてを表現しようとしていたワームモン役の高橋直純さん、
スティングモンに進化したときの変貌ぶりはスタッフもビックリ。
さらにCDドラマではこんな可愛い声を男が出していいのかの
極限とも言えるプッチーモンでまたさらに驚かせてくれました。
高橋さん、なんと映画『エコエコアザラク』では
高校生役で出演されてますので、ファンの人はビデオ屋さんに直行してください(^-^ゝ。

2001/03/20

デジモン02特集3

02レギュラーの中では年上の井ノ上京役を演じてくださった
夏樹リオさんはこんな明るい人だとは会うまで想像もしませんでした。
京がどんな台詞を言っても決して嫌みのない、
いいキャラになったのはリオさんのおかげです。
1年の間に2回行われた浅川悠さんとのライブでは
デジモンの歌も唄ってくれて、大変嬉しかったです(^.^)

ホークモン役の遠近孝一さんがまたバイタリティ溢れる人で、
アドリブとなると途端に変なことを言い出して
それがホークモンにはまるという、面白い現場となりました。
さすがにポロモンなど幼年期では苦労されてましたが(^-^ゝ

2001/03/21

デジモン02特集4

前作のちょうど半ばあたりから登場したテイルモン、そのパートナーのヒカリ。
最初のオーディションでヒカリ役のというのは特になかったのですが、
他の役で受けに来られた荒木香恵さんにその時点でほぼ決まり。
TVでの登場まで半年待っていただきまして、すみません(^^;)。
テイルモン役は番組途中で新たにオーディションし、
その時点までシルバー王女の声でしか知らなかった徳光由香さんには
いい意味で驚かされました。
ご本人はエンジェウーモンもそのままできそうな人なのに、
プロットモンの可愛い声もまた素晴らしい。
途中からレギュラーとなったお二人には、
02では最初からレギュラーとして出演していただきました。
徳光さんがずっと気にされていた、
前作最終回でテイルモンがヒカリからもらった笛の行方については
また後日。

2001/03/22

デジモン02特集5

伊織、アルマジモン役の浦和めぐみさんとはもうかなり長いつきあいになります
。最初が『まじかるタルるーとくん』の是清で、
あとの『地獄先生ぬ〜べ〜』のマコトと並ぶおかっぱ頭小学生。
みんな性格は違うんですが、なぜかああいう子には
浦和さんの声がぴったりはまります。
伊織もその流れなんですが、もっとも過酷な運命をたどることになりました。
そして二役のアルマジモン。一見まるで性格の違うこの役を、
一発で録音してしまいます。
そのうち出るDVDのインタビューで語られたところでは、
同じ人間の違う面がでてるのだからなんの違和感もないとか。
それにしても、マキシシングル・ベストパートナーのデュエットソングまで
ほとんど1回で録音したのにはレコーディングスタッフも驚いてました。
一度、浦和さんに普通の女子高生役をお願いしたことがあります。
すっごくよかったんですよー。
もっとああいう役のところを見たいものです。

2001/03/23

デジモン02特集6

1年目から02にかけて、デジモンレギュラー陣のうちもっとも出番が多かったのがパタモン。たまに休みの回もありましたが、それでも104話のうち98回くらいは出てたのではないかな?
進化形態も、もっとも多彩だったと言っていいでしょう。シャッコウモンはエンジェモンからの進化と思うとすごいギャップがあるような気がしますが、劇場版にのみでたセラフィモンと並ぶとそうでもないですね。
声を担当された松本美和さんも、一つの番組内一つの役でこれほど声の幅のあるものはそうなかったのではないでしょうか。「タケユゥ〜」との呼び方も見事で、CDドラマではその謎解きにも挑戦させていただきました(嘘)。筑豊弁でしゃべってくれちゆうたらでたんすごいことになっちょるき、たまげた。

パタモンと並んでずっとでていたタケルの声は、小西寛子さんから山本泰輔さんに。小西さんの幼いタケルも素晴らしかったし、それを受けた山本さんもすごく頑張ってくれました。02の1話、最初の台詞もタケルからと言うことで、ただごとじゃないくらい緊張してましたが、何しろその収録の時点では1年目のラストはどうなったのか見てないわけですから、たいへんだったと思います。兄のヤマト役、風間勇刀さんとはほんとの兄弟のように仲良くされてました。

2年間一度も休まずレギュラーだったのが、ナレーションの平田広明さん。洋画の吹き替えはされてたものの、アニメの声を担当されたのはぼくが監督だった『ろくでなしブルース1993』が初めてだったそうです。いつかまた平田さんとお仕事できる機会をずっと待っていたのですが、デジモンでやっと願いがかないました。ナレーションだけでなく、レオモン、石田父、ヤングゲンナイ、といった大人の男、あるいはガジモンやゲコモンといった役も、見事に演じていただきました。

皆様ありがとうございました。縁があったらまたあいましょう。