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夏旅行記 第一部 その16〜26

8月7日〜11日当日の夜に更新した分とあとで9月16日から9月26日まで記した旅行記

2008/08/08

広島

広島国際アニメーションフェスティバルその1会場 アステールプラザ


1年おきの開催、
広島国際アニメーションフェスティバル
もう12回目。

いつもは8月後半の開催が
今回はお盆前。

会場は相変わらずですが、
今回気がついたのは
NTTの無線LANが通ってるので
iPod touchでネットにつながること。


こりゃ楽だわ。

初日夜はオープニングパーティ。
日本人率が低いこの会場に来る度
もっと英語やっときゃ良かったなあと思う訳です。

2008/08/09

広島

国際アニメーションフェスティバルその2パンフレット



今年はちょっときらびやかですな。


2日目、
中ホールでディズニー、
ピクサーの短編と
セミナーが続くと言うのが
自分的なメインプログラムでした。




夜はお好み焼きを食べに町へ。

やっぱり広島に来たらこれ食べなきゃね。




2008/08/10

広島

国際アニメーションフェスティバルその3ブース



上映だけでなく販売も意外とあるのが広島。

ものによってはネット通販より安いDVDもあるみたい。



ちょっと変わってるのが下段右のブース。

アニメーター必携の書
リチャード・ウィリアムス
『アニメーターズ・サバイバルキット』

それが講義風景と
作画の実際をまとめた
DVDが出るらしく、
その宣伝ブース。

作画のプロモーションは作品としてこのフェスの
『ベスト・オブ・ザ・ワールド』の中でも上映されたんですが
ここで販売はしてないのかな、と覗いていたら

プロモーションのDVDもらえました。



いやーこりゃあすごいや。

DVDはすごく勉強になりそうですよ。
英語がわかれば。


というか先にこの本の日本語版買わなきゃ。



2008/08/11

広島

国際アニメーションフェスティバルその4 すごい組み合わせ

コンペの最終日でもあったけど、その前の特集が『手塚治虫 回顧上映とトークショー』

なんと4時間にもわたるプログラム。

上映もいろいろあるけど、
トークショーの顔ぶれが

杉井ギサブロー

りんたろう

出崎統

高橋良輔

富野由悠季

さらに手塚眞

司会 片山雅博

もう金輪際見られない組み合わせで、
東京でやったら武道館でも
軽く埋まるんじゃあないでしょうか。

写真はトークショー直前の
広島の空とたこ焼き。

インペリアルクルーザーみたいな雲。


2008/08/12

広島

国際アニメーションフェスティバルその5 閉会 


コンペの結果

グランプリは
山村浩二さん『カフカ 田舎医者』

「ヒロシマ賞」は
加藤久仁生さん『つみきのいえ』
これは観客賞とのダブル受賞。


両賞とも日本人が受賞という快挙で幕を閉じました。
開催地のひいきでなく、コンペ全体見てもこの2作の力は圧倒的でした。

お二人ともおめでとうございます。




その他の結果はこちら

閉会後のパーティも盛り上がり海外からのゲストや審査員による合唱やピアノ弾き語りなどいつもは見られないものまで。

また再来年お会いしましょう。




2008/08/13

広島 番外編

広島国際アニメーションビエンナーレロボットアニメEXPO@福屋駅前店

広島国際アニメフェスと直接関連はないけど日にちはやや連動してる様なイベントのビエンナーレ、今回はロボットアニメの歴史を展示。
『鉄腕アトム』から『コードギアス』あたりまで展示としては紹介ビデオにフィギュア、解説が並んでるだけなんだけど、数があるとそれなりに圧倒的。
『バビル2世』や『キテレツ大百科』もあるとちょっと違和感あったものが、55作品もあるとそのうちそういうものだなあと思えてきて。
『トランスフォーマー』シリーズや『スーパーロボット大戦OG』がなかったのは寂しいんですが(笑)
国際フェスの会場に居た『ガンダム』『ボトムズ』『ぼくらの』の監督さんたちはこっちの展示には来なかったんだろうなあ。

ここまでが当日夜更新分

ここから、あとで記した旅行記

2008/09/16

夏旅行記16

8月7日その4 広島国際アニメーションフェスティバル1日目

岡山から昼過ぎに広島のホテルに着いて荷物預けてアニフェス会場へ。『ベスト・オブ・ザ・ワールド2』から鑑賞。

白黒の『Breakout』が好き。

夕方からの開会式とコンペには写真のように人がならんで。
今回1日目の目玉はなんといってもザグレブグランプリの山村浩二『カフカ 田舎医者』もう圧倒的。あとでこの広島でもグランプリ。
ま、当然の結果と納得ですよ。

個人的に好きだったのは小さめのキャラクターが生き生き動く『Rain Down from Above』(ロシア)
ディズニー調のちょっとださいCGかとおもったらちょっとただ者じゃなかった『アイ・ラブ・ユーDji Vou Veu Volti』(ベルギー)
白黒画面のシンプルな画面でかわいいシスターがめちゃめちゃおかしい『Lapsus』
クマと狼と兎が森でミュージック演奏『KJFG No.5』(ハンガリー)など。

あとで『Lapsus』は優秀賞、『KJFG No.5』は国際審査員特別賞を受賞してました。

コンペのあとは開会パーティ。

ここで2時間以上立って
飲み食いしてたら
前日の境港から
午前中の倉敷までの
疲れがたまってたらしく、
ホテルに帰ったとたん
2時間程寝ちゃって、
大浴場に行ったのは
深夜で貸し切り状態。



2008/09/17

夏旅行記17

8月8日 広島国際アニメーションフェスティバル2日目



前日かなり疲れてたのか、朝全然起きられず。
ゆっくり昼前くらいに会場へ向かい、途中で見つけたのが左の風景。



何気ない建物群の一角、よく見ると

デネブ高等学校。

『仮面ライダー電王』好きな人なら思わずあの声で読んでしまうでしょう。


この日の上映はディズニーとピクサーそれぞれの短編上映とセミナー。
ディズニーの方は3Dで製作してるので
あとで上の会の別会場で3D上映しててわりとよかったけど、
ピクサーが5分の短編のために
どれくらいアイディアを詰め込み
整理していくかが
わかりやすく説明されて
大変勉強になりました。

そっちのインパクトが強かったせいか、コンペはあまり好みのものに出会えず。

2008/09/18

夏旅行記18

8月9日その1 広島国際アニメーションフェスティバル3日目


ゆっくり目に出かけて、途中で早めの昼飯にお好み焼き。

会場近くの店、ここは一昨年は寿司屋だったとこじゃないかなあ。

山芋のスライスを乗っけたものはさっぱりしておいしかった。


『ベスト・オブ・ザ・ワールド3』

妙なパスタ作り巨大老人妖怪(?)と少年が戦う
『アル・デンテ』がちょっと面白い。

化粧台の前で念入りにメイクする鳥を、
カメラがなんコマか動いては止まり
を繰り返しながら回り込む『マエストロ』
そのカメラワークにも意味があったことがわかるオチがグー。

『学生優秀作品集5』

いくつか面白いのもあったけど、
『ベスト』やコンペとかぶってるものも結構あって、
そういうのって無駄じゃないかなあ。
『ワイス』なんてその日の夜のコンペですよ。

前までは完成度は低くてもちょっと斬新な作品が見られたのに、
今回はどちらかと言うと古めかしい感じがした。


コンペの前に早めの夕食だかおやつだかで
会場ロビー売店で買ったカレー。
広島の日差しは強くて、雲の影が空中に出来る程。




2008/09/19

夏旅行記19

8月9日その2 お好み村

この日のコンペで気に入ったのは
B級映画ネタな『Dog with Electric Collar』カラーって、色じゃなくて首輪。

恋人のタコを魚屋から救い出そうとするタコのコミカルアクション『oktapodi』
(国際審査員特別賞)

おかしな純愛もの『Mrs G』
ある男が老いて死ぬまで幸せな生活を送った相手は空気入れたゴム人形なんですよ。
今回一番よかったのは『Cracks』

この日に限らず全体になぜか老人ものが多かったけどこれも老人もの。

一人暮らしの男が毎晩植木鉢と椅子を定位置にセット。街灯からの影で男と植木は若い男と女になり、ダンスを踊る。
これだけならまあ心温まらないではないところが、二人の影にひびが入り引き裂かれる。
街灯のガラスにひびが入っている。
植木鉢と椅子をずらしてまた妄想に入ると、ヒビが広がる。
怒った男が街灯に帚かなにかのばして消してしまう。
またつく街灯。
ヒビの影は広がり、街灯についた蟲の影も映し出され、
部屋の壁と男の脳内はおぞましい悪夢でいっぱいに。
街灯は孤独な老人のかすかな純真を邪魔する悪い奴なのか、
エロじじいの妄想に怒り植木鉢を救うためにひびを入れた義侠心のあるものなのか、
いろいろとれるけどとにかく作者がひねくれた人なのは確かそうで、あ、これがアニメートが上手いんですよ。
今日だけでダンスもの3、4本見たけどその中でも一番だし。
『老婦人とハト』に似た味わい。
終演後、阿佐ヶ谷の小さな学校の生徒や先生たちとお好み村へ。
昼も食べたけど店によって味が違うし、飽きないもんですねー。




ここの店長が矢沢永吉ファンで。
なかなかファンキー。




爪楊枝入れまでマイクスタンド型



2008/09/20

夏旅行記20

8月10日その1 トークショー


手塚治虫回顧上映がメインのプログラム、
中でも目玉はこれ

トークショー
「オサムとアトムとアニメの日々」

まあもうとにかく東京では考えられないプログラムですよ。



詳しいルポはこちら



2008/09/21

夏旅行記21

8月10日その2 ミニパーティ

この日のコンペは

ピタゴラスイッチ的アクシデントで霊柩車が破壊され手で棺を運ぶ事になった男二人の『ハリーの災難』アクション版
『This Way Up』、

実写の大学講義、実験はカメムシのサッカーの観察
『Prof Niet Show Episode 1』
なんてバカなのが好きですが、

もう加藤久仁生『つみきのへや』が圧倒的。


最後の作品『Madame Tutli-Putli』が
造形、照明、撮影、アニメートが
すごいのになんかいまいち。
人形アニメでありながら
目だけ人間の実写を合成と言う
怖そうな絵作りが出来ても
不安をあおる演出になってないという例。


夜は阿佐ヶ谷の小さな学校の小さなパーティ。


古川タクさんや森田宏幸さん、
もちろん久里洋二さんら講師陣も。

2008/09/22

夏旅行記22

8月11日その1 冷麺@神戸ラーメン道元

この日も朝は起きられなくて、
それでも午前中からの
現代日本のアニメーションを見に。

面白かったのは前に見た保田紀之『シグナル』
山村浩二『こどもの形而上学』で、
初見の作品でこれに匹敵するものに出会えず。

遅い昼飯を食べに外に。

広島で神戸ラーメンと言うのもどうかと思うけど、
会場近くの店で広島つけ麺と言うのが
辛いばかりであまりあわないんですよ。
ちょっと向こうには横浜家系もあるけど
それがまた好みでないし。
ここのはなかなかおいしゅうございました。

台湾風のメニューもあったし、
再来年もまだあれば
いってみたい店。

2008/09/23

夏旅行記23

8月11日広島国際アニメフェス最終日その2 ケーキセット@バッケンモーツァルト

ラストコ・チートリッチ特集を
見てたけど
どうもあわなくて途中で出て、
時間つぶしにこの店に。

広島に来たら一度は行かないと、
今回はまだだったんでねえ。

ケーキのセットたのんだら
アイスまで付いてて
何しろ暑い日の事なんで
とってもありがたい。

ゆっくりしてから会場に戻り、
見ようとした小プログラムが満員で入れず。

閉会式とコンペ発表の前1時間にやってる
プログラムはそこだけなんで
そりゃあいっぱいになりますわなあ。

またさらに時間持て余し、
こんな事ならここで
もっとゆっくりしておけばよかった。

2008/09/24

夏旅行記24

8月11日広島国際アニメフェス最終日その3授賞式&閉会式

グランプリ
山村浩二『カフカ 田舎医者』

観客賞&ヒロシマ賞
加藤久仁生『つみきのいえ』

その他の結果はこちら

授賞式でもずっと首に
タオルを巻いてるのが
加藤くんのこだわりとか。

山村さんのスピーチは
もうすっかり巨匠の貫禄。


2008/09/25

夏旅行記25

8月11日広島国際アニメフェス最終日その4閉会パーティ


と言う訳でこれで
広島国際アニメフェスもおしまい。


なぜか外人さんは
天ぷらの近くにあるのが天つゆ、
専用のソースだといっても
つけない人が多いんですよ。



審査員か作家さんたちで合唱も。
ビートルズだったかなあ。

また再来年あいましょう。



2008/09/26

夏旅行記26

8月11日広島国際アニメフェス最終日その5
閉会後の宴会@和洋食彩 野鮮彩家


パーティ終了後、
タクシーで繁華街に移動。
しかしもう12時で、
目当ての店が閉まる時間だったらしく
急遽探したのがここ。




今回
観客賞とヒロシマ賞ダブル受賞だった
加藤久仁生くんを囲んでのお祝い会。



真鯛のカルパッチョとか
じゃがいもちのチーズ焼きとか
オリジナルメニューも含めて
大変おいしかったですよ。

翌日、
北九州の実家に帰る前に
どうするかまるで予定なかったのが、
ここで雑談聞いてて
はたと気がついて決定。


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